2018年9月8日土曜日

北秩父別駅

留萌本線、北秩父別駅は情緒溢れる待合室と板張りホームを備えている。留萌本線に乗車する際には、是非とも訪れたい駅だ。停車する本数は少ないものの、お隣の秩父別駅から比較的近いこともあり、片道は列車、片道は歩いてという訪問も可能だ。このときは秩父別駅から自力でやってきて、北秩父別から下り列車に乗車する形をとった。



駅は旭川と留萌のちょうど中間くらいに位置する。

北秩父別駅のホームと待合室。
古めかしい木造の質感が実に良いと思う。

駅の裏手にまわってみた。
こちらからだと高規格道路を背にするせいか、
待合室が周囲の景色に溶け込みやすい。

駅前の道路を通る車は多くない。
静かな田園地帯が広がる。

スロープを上がり、ホームへと足を踏み入れる。

木製の駅名板。
筆書きで年季の入ったモノだ。

こちらはホーム上から見た留萌方の景色。

深川方には道路があり、
そこからホームへ上がるスロープがある。

待合室備え付けの駅名標は経年が進み、
文字がかすれてしまっている。
昭和31年に仮乗降場として開業したとき以来の
駅名標だろうか。

待合室の留萌方にも木製の縦書き駅名板がある。
待合室の窓は上側のガラスが無くなっていた。

待合室のドアの上には、裸電球が一個備わっていた。
日暮れに訪問したら、それもまた良いだろうと思う。

こちらは待合室の中。
外観に倣うように、歴史を刻んだ木製ベンチと
木製の床が迎えてくれる。

午後の柔らかな日差しが待合室に差し込む。
窓枠は全て木枠。

待合室の中には北海道らしく
スノーダンプがある。

待合室の柱とはりは、木材を切り書いて接合されていた。
釘が見当たらない。

北秩父別駅は旭川と留萌のほぼ中間に位置するようだ。

待合室のドアを開けつつ、列車が来るのを待つ。

これから乗車する列車がやってきた。

乗車するのは私と若き鉄旅旅行者一名。
少しの間お話をしたが、とても良い方であった。

夕方でありながら、列車はガラガラであった。
窓を開けながら次の目的地、真布駅へと向かった。


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