2013年4月1日月曜日

えちぜん鉄道 吊り掛け車(MC2101形)

えちぜん鉄道の通勤通学輸送を担ってきた
吊り掛け駆動の旧型車、MC2101形が引退しようとしています。

事前に収集した情報によれば、置き換え対象の元JR東海119系が
すでに2両×3本納入され、吊り掛け車はすでに運用を外れてしまったとのこと。
しかし予備車として運用に入ることもあるようで、
幸運を祈って、えちぜん鉄道勝山永平寺線へ行ってみました。

日のある時間帯で運用に入る可能性があるのは、次の2運用のようでした。
・勝山6:59発→福井7:52着   
・勝山7:17→福井8:06着(快速)

福井発一番電車に乗って山王駅まで行き、
これらの電車を待ってみることにしました。

 
山王駅で待っていると、なんと吊り掛け車がやってきました。
幸運なことにこの日は勝山6:59発の運用に入っていました。
行き先表示が「板」というのが良いです。

 山王駅に入線してきました。
列車は、福井←2111(非冷房)+2116(冷房)→勝山、という編成でした。

 2111形の前面展望。
車輪止めは勝山停泊で使用したのでしょうか。


 MC2101形(2111)、越前野中→轟(どめき)の車窓です。
前面展望も別区間で撮影したのですが、板バネの小刻みな揺れに
カメラをうまく持つことが出来ず、車窓を撮影することにしました。

永平寺口→志比堺の車窓。
永平寺口駅では電鐘式の構内踏切が鳴っています。
吊り掛け+板バネ台車だからか、発車時のビリビリ振動が激しいです。
1:14あたりから上り勾配のため、再加速しています。

形式はモハ2101-C形というそうです。
電動車の割に自重36.7トンとは意外に軽いです。

 全般検査出場は平成18年7月。
これが最後の全検となってしまうのでしょうか・・・

日よけは関西私鉄おなじみの鎧戸。
窓の半分程度しかありません。

 助手席側扉の上には紐でできた網棚がありました。

 この日は春休みでありながら平日ということもあって、たくさんの通学生が乗っていました。

吊り掛け駆動、非冷房、板バネ台車という、骨董品のような車両が
2013年においても走っていることが奇跡のような気がします。

予備車としてでも、少しでも長く活躍してもらいたいものです。
おしまい。

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これがラストチャンスかと思っていましたが、
幸運にも、もう一度乗車することが出来ました。

えちぜん鉄道 MC2201形(2204) MT46車両

えちぜん鉄道にはMT46モーターの車両が3両だけ在籍(2013年3月現在)しているようです。
幸運にもこのうちの1両(MC2201形:2204号)に乗ることが出来ました。

元の目的は最後の活躍をする吊り掛け車に乗りに行くことだったのですが、
図らずも2204形に乗れたのは 何とも嬉しかったです。

このときの運用は「福井6:34発→勝山7:28着」でした。

ん?おでこの外側にライトがある。
やってきたのは図らずも元阪神の車体を持つ2204形でした。

2204形の前面展望動画(越前島橋~観音町)です。
良く聞いていると、1:00あたりからMT46らしいモーター音が聞き取れます。

2204形の車内。
水色の化粧板は落ち着きがあって良いです。

 勝山方の車内。

 乗務員室との仕切り。
ドアの角が丸くなっているのが良いです。

元阪神の車体を示す銘板がありました。

駅停車中の運転台の様子。
マスコンハンドルに小さな傘のようなものがありますが、
何でしょうか?
知っている方にお教え頂いたところによると、
傘を押さないとマスコンが回らないようになっているそうです。

クーラーは国鉄急行型、特急型車両でおなじみのAU13。

  ドアは大きな片開きタイプでした。

日よけは関西私鉄でおなじみの鎧戸ではなく、
網タイプ。窓の半分程度の大きさです。

 2204形には山王駅までお世話になりました。

 山王駅で見送った2204形。
MC7000形の導入が進むとMC2201形は引退するようです。
一日でも長く活躍をして欲しいものです。

山王駅からは旧型車で福井へ戻ります
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