2012年12月15日土曜日

50系客車の思い出

以前、東北にはたくさんの50系客車が走っていました。
1993年1月6日、羽越本線の新津から50系客車に乗って青森まで北上したときの写真をここに載せたいと思います。
当時三脚を持って行かなかったことと、フラッシュの無いカメラで撮影したため、多くの写真で手ぶれが入ってしまいました(悲)。

早朝の新津駅で出発を待つ酒田行き50系客車。

早朝の新津駅で出発を待つ酒田行き客車列車の先頭。
先頭はEF81-140でした。

羽越本線の車窓に映る冬の日本海。

勝木駅へ到着。海が近いせいか、駅名板の枠には錆が目立ちます。

日本海沿いを北上し、酒田を目指します。

酒田駅では次の列車までの待ち時間があったので、
レンタサイクルを借りて日和山公園へ行ってきました。
公園は最上川の河口付近にあります。

9600が保存されていました。

木造の灯台です。退役後に日和山公園へ移築され、保存されているようです。

酒田駅へ戻り、秋田行きの50系客車列車に乗り込みます。

乗車したのは数少ない女鹿駅へ停車する列車でした。
女鹿駅は短いプラットホームがあるだけのとても小さな駅でした。

このとき数人の降車がありました。

酒田~秋田間でも所々で日本海を眺めることができます。
50系は窓際の床に暖房?とそのカバーがあって、
その上に左足を乗せながら、ゆっくり車窓を眺めていました。

列車は貨物列車の追い越しと行き違いのため、小砂川駅で小休止です。
秋田行きの先頭はEF81-143でした。

後続の貨物列車が追い越していきます。
あちらは貨物とはいえ特急列車。こちらは普通列車として道を譲ります。

列車は4両編成でした。

小砂川駅3番線に停車中の50系客車。
現在は3番線が使用されていないようです。

折渡駅へ到着しました。
女鹿駅と並んでこちらも小さな駅です。

複数の方の利用が見られました。

さらに一駅歩みを進めて羽後亀田駅へ到着しました。
ここで小休止。

とても閑静な時間を過ごしました。

秋田駅へ到着。
ここからまた青森を目指して、50系客車列車に乗ります。
列車は青森行きで、ED75-756がエスコートします。

おそらく秋田駅を出発する前の車内から撮った写真です。
結構混んでいていたのを覚えています。

鷹ノ巣駅へ到着しました。
ED75の足の出方を見ますと、ホームの低さがわかります。

鷹ノ巣駅でしばらくの小休止。

オハフ50のテールライトは大きくて目立ちます。

秋田駅発車直後は混んでいたものの、
いつの間にか車内はガラガラになっていました。
前山駅へ到着。

鷹ノ巣駅に続いて大館駅でも小休止。
このとき、「鶏めし」の存在を知らず、ここで駅弁を買いませんでした。
鶏めしを50系車内で食べたら、さぞかし美味しかったことでしょう。

花輪線で活躍するキハ52が横に止まっていました。

秋田・青森県境近くの津軽湯の沢駅で途中下車しました。

県境の山中にあるためか、雪が多かったです。

津軽湯の沢駅の運賃表と発車時刻表。
私が乗ってきたのは、18:01発青森行きです。
次の19:13発までの約1時間をここで過ごしました。

無理を承知で手持ちでバルブ撮影に挑戦。
撮影したのは上り「あけぼの」だったような気がします。

津軽湯の沢駅から最終の青森行きに乗り、青森駅へやってきました。
ここから急行八甲田82号に乗って帰ります。牽引はED75-733。客車は12系9両でした。
混雑を懸念して、指定席を取ったのですが、
車内はガラガラで、私のボックスには誰も来ませんでした。

指定席は機関車次位のスハフ12で、機関車がトンネルに入るたびに
「ピッ!」と汽笛を鳴らしていたのが印象的でした。

ボックスシートでエビ寝をすることが出来たせいか、ぐっすりと眠れました。
空いていれば、2人がけよりもボックスシートの方が寝やすかったと思います。

黒磯駅でEF65-1017にバトンタッチした八甲田82号は
朝10時過ぎに上野へ到着しました。

尾久へ出発するべく、推進運転の準備をしています。

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ここから先は往路、新潟まで利用したムーンライト号です。
当時は165系でした。
これからの旅にわくわくしてしまったせいか、あまり眠れず、
長岡駅での長時間停車では外に出て165系を撮影していました。

乗車したのはクモハ165-137。

冬だったせいか、運転停車した越後湯沢にはDE15とおぼしき
ラッセル車が止まっていました。

おしまい。

2012年12月1日土曜日

福井鉄道200形

新車の投入が決まっている福井鉄道ですが、それに伴って200系の引退が決まっています。
200系を求めて行ってきました。

200形が運用へ入ることを期待しつつ、越前武生駅へ15時頃に行きました。
改札口越しに3番線に停車中の200形が見えましたが、ドアが開いていません。 


駅員さんに3番線の200形の運用を聞いてみると、15時27分発福井駅前行きに
入るとのことで、さほど待つことなく乗ることが出来ました。

この日は土曜日ということもあり、走るか不安でしたが、なんともラッキーです。
教えて頂いた親切な駅員さんに感謝です。

これから乗る200形です。
西武沿線で育った私にとっては、この湘南形マスク・おでこライトの顔つきが
赤電の551系を思い出させるものであり、とても親近感が湧きます。

こちらは田原町側の顔。
おでこのデカライトが素晴らしいです。

発車前には3本の線路全てに車両が入っていました。
200形は風格があります。

連接台車のアップ。
ジャンパ線が車体の腰部から出ていて、特徴的です。
連接台車ならではの配線です。 

自重47トンと重く見えますが、これは編成重量のようです。

低いホームに対して2段のドアステップがあります。

こちらは車内の様子。
青いボックスシートが整然と並んできます。

昭和35年製の銘板がありました。

乗車したのは201-2。
田原町方の先頭車です。


先頭の車窓を動画に撮ってみました。
まずは越前武生駅から北府(きたご)駅までの一区間。


家久~サンドーム西の間では、日野川を渡ります。
橋の前後でぐいっとカーブし、川と直角に渡ります。
スピードが出てくるとMT54のような音がします。
(後で調べたらこの編成は本当にMT54だったようです)


西山公園駅へ向けて勾配を上がります。


専用軌道から併用軌道へと入っていきます。

市役所前で降り、ヒゲ線へ入っていく200形を見送りました。
こちらは越前武生側の201-1。

ヒゲ線へ入り、福井駅前へ到着した列車は、
折り返し16:24発急行越前武生行きとなって戻ってきました。

急カーブをしずしずと進んできます。

市役所前駅ではまず田原町方面のホームに入ります。

その後転線し、武生方面へと発車していきます。

200形を堪能した一日で、大満足でした。
外観も車内も大変魅力的な車両で、また乗りたくなってしまう車両でした。
機会を見つけて再度乗りに行きたいと思います。

おしまい。
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