2018年9月16日日曜日

真布駅

留萌本線真布駅は仮乗降場に出自を持つ小さな駅である。板張りホームと木造待合室を備え、昔からの姿を現在に留めている駅である。

留萌本線、石狩沼田~留萌の廃止に伴い、2023年4月1日を以て廃止されました。


真布駅は主要国道や高規格道路と離れていて
閑静な場所に位置する。

真布駅への到着は日暮れ時となった。
北秩父別駅から乗車した普通列車が
間もなく真布駅へと到着する。

真布駅へ下車したのは私の他、
高校生が一名と鉄人が一名であった。

ガラガラのキハ54が留萌方面へと去って行く。

駅は踏切に隣接している。

踏み切りを渡り、ホームを眺めてみる。
水田の中にぽつんと立つ待合室は実によいモノだ。
ホームは1両分の長さしかない。

踏切から留萌方を見ると直線が続いていた。
普通列車のみが走る留萌本線だが、この駅に
停車する列車は限られている。
通過列車は結構なスピードでこの駅を駆け抜けていく。

待合室は大きく、10人以上は入れそうだ。昔はこの駅からの通勤、通学利用者が多かったのだろうと想像する。平成28年2月にJR北海道が発表した「極端にご利用の少ない駅」によれば、真布駅の一日乗車人員は1名以下となっており、寂しい限りである。

待合室の床は板張り、ベンチも木製。
年季が入っていて渋みのある味を出している。

真布駅の運賃表には滝川、深川、旭川などが入っている。

駅を堪能している間に、上り深川行きの通過列車がやってきた。線路の向こう側にまわり、駅舎と車両を写真に収めてみた。駅名標が切れてしまったのが残念。この写真を撮ったのち、しばらく列車がないため、自力で恵比島駅へと向かった。

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