2018年11月16日金曜日

尺別駅

根室本線尺別(しゃくべつ)駅は帯広・釧路間にある交換駅である。昔はこの駅から炭鉱を結ぶ路線が分岐しており、この駅でたくさんの貨車が授受されていたようだ。今となっては、当時の賑やかさは陰を潜め、一日数本の普通列車止まるだけの駅となりひっそりと旅客駅としての役目を担っている。
※2019年3月16日を以て廃止されました。


尺別駅の前後は太平洋沿いを走る区間で、
根室本線の中でも特に車窓の良い区域である。


白糠駅からキハ40 777に乗車し、およそ20分。
間もなく尺別駅へと到着する。

私1人を降ろしたキハ40 777がエンジンを轟かせて発車する。


キハ40らしく、おもむろに加速しながら尺別駅を出て行く。

釧路方を眺めると荒涼とした景色が広がっている。


こちらが尺別駅の駅舎。
駅舎の外壁はリニューアルされて日が経っていないのか
良好な状態のようだ。


こちらがホーム側出入り口の風よけ。
木造の良さが活かされて、リニューアルされている。

待合室にはプラベンチがたくさん並んでいる。
待合室自体はシンプル。


待合室には駅ノートが備えてあった。


駅ノートのみならず、様々な尺別駅モノがそこにはあった。
過去の写真も飾られている。

尺別駅からの運賃表。
池田よりも釧路の方が近い。


こちらが尺別駅の出入り口。
海に近いとあって海抜7mである。
向かって左側のドアはトイレのもののようだ。


こちらが駅前の様子。
駅舎の横には小さなポストがあり、
風景にアクセントを加えている。


一日一回の集荷で十分なのだろう。

駅前を背にすると広がりのある風景が待っている。

尺別地区には民家が数軒あり、煙も上っていた。


中には倒壊してしまっている家屋もある。

尺別地区の背後には小高い丘がそびえている。
登れたら良い眺望が得られるだろう。

駅の東側は寂しい光景がひろがる。
こちらの家屋は既に人が住んでいないようだ。

下り列車に乗車すべく跨線橋を上がると、
太平洋が目に入った。
時間があれば海まで行ってみたかった。


ほどなくして下り釧路行きの列車がやってきた。


この列車に乗車し、次の目的地、古瀬駅へと向かった。



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