JR北海道、釧網本線の標茶駅から歩いて5分ほどのところにある谷川旅館は、親切で気さくな御主人、女将さんが切り盛りしている風情ある旅館である。特筆すべきは食事で、素晴らしく美味しいうえにボリューム満点。宿泊する際は是非とも食事付で利用することを勧めたい。2023年3月時点で一泊夕食付きで一人あたり5,900円(1部屋2名利用)と破格の値段であった。
こちらが谷川旅館の外観。宿泊したのは2023年3月であった。
谷川旅館は標茶駅から非常に近い、好立地。駅前にはセブンイレブンがあるので、早朝出発の鉄旅にも使いやすい。
止別駅から釧路行き普通列車に乗車して約2時間、18:56に標茶駅へ到着。本日は標茶で宿泊し、明日一番列車で細岡駅へ向かう予定である。
この夕食をご覧あれ。お盆に所狭しと並んだ小鉢には刺身、エビ、もずく、漬物、つみれの汁物が並び、おひつから御飯をよそる。さらにはメインのチキンステーキとジャガイモの甘煮、サラダと、どこから箸を付けて良いのか分からないくらいおかずが多い。しかも全てとんでもなく美味しい。超絶満腹になった夕食でった。これで一泊夕食付き5,900円(2023年3月時点)とは余りにも驚きである。
翌朝、御世話になった谷川旅館を出て標茶駅へ行く。3月といえで標茶の朝は寒い。
標茶駅は有人駅で、待合室が広い。SL湿原号の始発・終着駅だけあって、丹頂鶴のオブジェが飾られている。
釧路への通勤、通学、また標茶への通学に適したダイヤとなっている。標茶高校は255haの日本一の敷地広さを誇る高校である。
標茶駅の跨線橋は古めかしく趣がある。窓枠は木製。
5:45発釧路行き一番列車はキハ54 517の単行。動画に入らないようにしていたが、一名下車していった。この列車で次なる目的地、細岡駅へ向かった。