石北本線生野(いくの)駅は、牧草地に囲まれた景色の開けた土地に位置する。このような長閑な雰囲気を楽しめるのはローカル駅訪問の醍醐味である。停車する列車の本数が限られており、訪問にはスケジュールの工夫が必要である。今回はお隣の安国駅から自力でやってきて、ここから午後の下り列車に乗ることにした。
※2021年3月13日を以て廃止されました。
生野駅は遠軽から南に13キロほどの場所に位置する。停車する列車は少ないが、雰囲気が良く、訪問する価値の高い駅である。
安国駅から国道を40分ほど歩き、生野駅へと近づく。
生野駅が見えてきた。写真の中央にあるのがホームである。
開けた土地にある駅で開放感が素晴らしい。
駅が見えてきた。
単式の短いホームがポツリと佇んでいる。
牧草地に囲まれ、また背景の山には白樺の林が広がる。生野駅の周囲は実に北海道らしい景観となっている。
ホームはシンプルなコンクリート製。
単行列車しか止まらないためか1両分程度の長さである。
生野駅の駅ナンバーはA52。
札幌駅を01番とする番号から52番目の駅ということになる。
最も札幌駅のナンバリングはH01で番号だけが石北本線まで通しとなっているようだ。
駅の裏手には綺麗に整備された牧草地が広がる。
昔はここに黄色い廃バスが置かれ待合室となっていた。
こちらは駅の正面側の景色。
国道が走っているせいか、
たまにダンプカーの走る音がホームにも聞こえる。
やがて踏切が鳴動し、キハ40の普通列車がやってきた。
降りる客は無く、私1人が乗車した。
今回の訪問は天気がぐずついていたのが少々残念であった。
次回は晴れた日か、季節を変えた日にでも訪問してみたい。