初田牛(はったうし)駅は根室本線の釧路~根室に位置する棒線駅である。ホームから確認できる人家は無く、また近くの道路の交通量は極めて少ないので、静寂な空間を楽しみたい旅行者にはうってつけの駅である。訪問した日は冬晴れとも呼べる天気で、輝く太陽に青空、そして雪、駅、林が美しく調和していた。
初田牛駅へのアクセス道路から待合室を望む。
駅は木立を抜けた先にある。
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※2019年3月16日を以て廃止されました。
初田牛駅は太平洋から3キロほど内陸に入った所に位置していて、
周囲に人工物の少ない場所である。
上り列車でのアプローチとなった。
キハ54の貫通路の先には初田牛駅が見えている。
初田牛駅へと到着。
天気は快晴で絶好の駅訪問日和となった。
列車が釧路へ向けて発車していく。
となりに側線があり、駅構内の先で本線が湾曲している。
ということは昔は交換駅だったのだろうか。
列車が去った後の初田牛駅にあるのは静寂のみ。
何とも贅沢な時間を過ごすことができる。
こちらは根室方の景色。
ホームから確認できる人家はない。
ホームから確認できる人家はない。
待合室の中にはプラベンチが4つ並んでいる。
簡素でシンプルな待合室である。
訪問時の気温はおよそ2℃。
日差しがあり、無風であったせいか暖かく感じられた。
駅は木立を抜けた先にある。
駅を背にアプローチ道路を見た景色。
木立を抜けると道路とぶつかり、十字路となる。
十字路に出て、左手(西)を見る。
右奥に見える建物が駅周辺の唯一の人家である。
駅を背に真っ直ぐ歩いて行く。
やがて道路は道道1127号線と交差した。
その先には雪化粧をした知床連山を遠望することが出来た。
この写真では左手の方である。
駅周辺は林と原野がほとんどだ。
何とも美しい景色を眺めることができる。
駅へ戻るべく、道を引き返すと前からご夫婦がやってきた。
訪ねてみると、駅近くの唯一の人家に住む方とのことであった。
駅の逆側へ行くこともできる。
道道142号線を走る車はほとんど無かった。
駅構内へと道路は続く。
待合室ホーム側の上側には漢字で駅名が書かれている。
やがて列車の時間が迫ってくる。
釧路方から時間通りに列車がやってきた。
この列車で初田牛駅を後にした。
時間にして1時間ほどの滞在で、とても良い時間を過ごすことができた。
また再訪してみたい駅である。