2013年8月19日月曜日

高山本線 キハ40系(キハ48)

高山本線に走るキハ48を求めて行ってきました。
キハ40系といえば国鉄普通列車用気動車を代表する車両です。 
登り坂をえっちらおっちら、おもむろに上る姿や、
重厚な揺れは大変に魅力的です。

JR東海のキハ40系はエンジンが換装され、あの独特のゆるりとした加速はありませんが、
それでも大型の車体にクロスシートが整然と並ぶ車内は国鉄形ならではの姿だと思います。

キハ40系が走るのは、岐阜~猪谷のJR東海区間です。
 富山側から入り、猪谷から キハ48に乗車しました。
乗車したのは2013年の冬です。

15:08発美濃太田行き1830Dは富山発858Dと同一番線で接続します。(猪谷駅)


 発車を待つ列車を先頭から撮影。(猪谷駅)

 時間があったので、猪谷駅の外にも出てみました。
駅名板が筆文字であるところが良いです。

駅前はこのような様子です。


キハ48の座席はこのように青モケットのままでした。
青モケットは最高です。

 いよいよ発車です。

猪谷を出ると、険しい山際を走ります。

杉原駅へ到着。雪が結構あります。

坂上駅では特急ワイドビューひだ11号と交換待ちのため、暫し停車しました。

定刻通りに飛騨古川駅へ到着しました。
数人の乗降がありましたが、車内は猪谷からガラガラのままです。

高山駅へ到着しました。
窓越しには停車中の同僚の姿が見えました。
ここからは1720Dと列車番号を変えます。
番号が変わると同時にたくさんの高校生が乗ってきて、
列車そのものの雰囲気も大きく変わりました。

飛騨一ノ宮を出ると大きくカーブをとりながら、坂道を登っていきます。
水田?の雪にキハ48のシルエットが映えます。

坂を登っていくと、飛騨一ノ宮の盆地が見渡せます。


曲線のガーダー橋を渡っていきます。
個人的にはこのような橋を渡る姿は、高山本線らしいと思います。

飛騨萩原駅に到着しました。
ここで下り普通列車の交換と、上りワイドビューひだ18号の通過待ちをします。


1番線には交換する飛騨古川行きが停車中です。
ホームに植えてある木が雰囲気の良さを助長しています。

5分遅れでワイドビューひだが通過していきました。

山間を走っていると突如、大きな建物群が現れ、下呂温泉に到着です。

終着の美濃太田駅。
キハ40系の重厚な揺れ、青モケットのクロスシートに腰掛けながらの
高山本線の旅は素晴らしいものでした。

おしまい。

2013年5月16日木曜日

えちぜん鉄道 吊り掛け車 (MC2101形)Vol.2

えちぜん鉄道に残る貴重な吊り掛け車MC2101形に
偶然にも再び乗車することができました。


福井における仕事が早めに終わり、福井駅に来てみると
何とMC2101形が勝山行きとして発車を待っていました。

運転席の運用表と実際の乗車したことを基に整理すると、
このとき(2013年5月平日)の運用は次のようでした。
--------------------------------
出庫→福井口17:14発→福井17:18着
勝山18:19着←福井17:26発
勝山18:49発→福井19:43着
--------------------------------

福井駅にて17:26まで発車を待つMC2116。
行き先表示が「板」です。

平日夕方とあって、席が全て埋まっていました。
発車時には立ち客も多く見られました。

運転席にあった時刻表です。
列車交換をする駅がピンク表示となっています。

列車は福井平野をひた走ります。
乗車したのは、勝山方のMC2116でした。

MC2116は冷房改造されていますが、扇風機も残されています。

吊り掛けの轟音を立てながら、草の生える線路を走っていきます。

小舟渡駅近くからは、九頭竜川が寄り添います。


発坂→勝山の前面展望動画です。
吊り掛け特有の発車時のビリビリ振動も入っています。
発坂駅を出るといきなりの急勾配を上ります。
吊り掛けモーターをうならせ、低速でゆっくりと上っていく姿は、
まさに吊り掛け車両の醍醐味といえるでしょう。
ちなみにここの勾配は40‰あるようです。



18:19、列車は定刻通りに終点の勝山駅へ到着しました。

勝山駅では30分間休憩して、折り返し福井行きとなります。
この時間を利用してMC2101を撮影しました。

福井方はMC2111で非冷房です。

MC2111を側面から。
車体は比較的新しいので両開ドアです。


停車中にMC2111のCPが作動していました。

イコライザ式の板バネ台車。
揺れが小刻みで吊り掛け駆動のビリビリも良く伝わります。

夕暮れの勝山駅とMC2116がマッチしています。

良く見てみると、非冷房であるMC2111の通風機には
カバーがかけてありました。


発車を待ちます。

MC2111の車内。
冷房装置がないので、天井がすっきりしています。

青い化粧板がとても落ち着きます。

座席に座るとこのような景色を得られます。

扇風機は3枚羽。
阪神時代からこのままなのでしょうか。



貫通路はボコッと一段上がります。
昔西武で乗った551形の貫通路もこのように
ボコッとしていた記憶があります。

MC2101形は必ず2両一組で走るせいか、
片側の運転台は機能停止となっていました。
ブレーキが外され、ブレーキの圧力計も埋められています。

福井行き列車の後方展望。
MC2116の運転台です。
緑のランプは最終ノッチを示しています。

運転室には快速の表示板がありました。
快速「永平寺口」行でしょうか。

MC2116には液晶モニタがありました。

通勤と逆方向のせいか、福井行きは最後までガラガラでした。
吊り掛けの音だけが響く夜汽車は素晴らしいものでした。

2013年4月1日月曜日

えちぜん鉄道 吊り掛け車(MC2101形)

えちぜん鉄道の通勤通学輸送を担ってきた
吊り掛け駆動の旧型車、MC2101形が引退しようとしています。

事前に収集した情報によれば、置き換え対象の元JR東海119系が
すでに2両×3本納入され、吊り掛け車はすでに運用を外れてしまったとのこと。
しかし予備車として運用に入ることもあるようで、
幸運を祈って、えちぜん鉄道勝山永平寺線へ行ってみました。

日のある時間帯で運用に入る可能性があるのは、次の2運用のようでした。
・勝山6:59発→福井7:52着   
・勝山7:17→福井8:06着(快速)

福井発一番電車に乗って山王駅まで行き、
これらの電車を待ってみることにしました。

 
山王駅で待っていると、なんと吊り掛け車がやってきました。
幸運なことにこの日は勝山6:59発の運用に入っていました。
行き先表示が「板」というのが良いです。

 山王駅に入線してきました。
列車は、福井←2111(非冷房)+2116(冷房)→勝山、という編成でした。

 2111形の前面展望。
車輪止めは勝山停泊で使用したのでしょうか。


 MC2101形(2111)、越前野中→轟(どめき)の車窓です。
前面展望も別区間で撮影したのですが、板バネの小刻みな揺れに
カメラをうまく持つことが出来ず、車窓を撮影することにしました。

永平寺口→志比堺の車窓。
永平寺口駅では電鐘式の構内踏切が鳴っています。
吊り掛け+板バネ台車だからか、発車時のビリビリ振動が激しいです。
1:14あたりから上り勾配のため、再加速しています。

形式はモハ2101-C形というそうです。
電動車の割に自重36.7トンとは意外に軽いです。

 全般検査出場は平成18年7月。
これが最後の全検となってしまうのでしょうか・・・

日よけは関西私鉄おなじみの鎧戸。
窓の半分程度しかありません。

 助手席側扉の上には紐でできた網棚がありました。

 この日は春休みでありながら平日ということもあって、たくさんの通学生が乗っていました。

吊り掛け駆動、非冷房、板バネ台車という、骨董品のような車両が
2013年においても走っていることが奇跡のような気がします。

予備車としてでも、少しでも長く活躍してもらいたいものです。
おしまい。

------------------------
これがラストチャンスかと思っていましたが、
幸運にも、もう一度乗車することが出来ました。

javascript:void(0)