[読み] がくでん
[路線] JR北海道 富良野線
[隣駅] 富良野(2.3km)←学田→(2.8km)鹿内
[位置] 北海道富良野市字西学田二区
富良野線は板張りホームの駅が比較的多く、旭川~富良野の全18駅に対し北美瑛、西中、鹿内、学田と4駅もある。板張りホーム好きとしては中々魅力的な路線である。まずは学田駅へ行ってみた。
学田駅は、北海道富良野市にあるJR富良野線の駅で、富良野駅の隣、旭川方面へ向かって最初の駅にあたる。富良野市街を北に抜けた場所に位置し、国道237号に近接している。
出発は旭川駅。5:44発の朝一番富良野行に乗車する。写真は4両編成に見えるが、列車は前方の2両である。H100形には、向かい合わせのボックスシートがあり、2人掛けと4人掛けの配置がある。旭川のH100形は特別快速「大雪」の運用に入ることもあり、2人掛けのボックスシートを4人掛けに改造する動きが進んでいる。そのため、他のH100形と比べて座席数が多いのが特徴だ。 個人的には、2人掛けのボックスシートは何故だか落ち着かないので、4人掛けのボックスシートが増えているのは非常に嬉しい。
列車はチラホラ乗り降りがあるものの、ガラガラのまま歩みを進めていく。今まで富良野線に乗ると空いていたことがなく、座席も通路側しか座れた記憶がない。ゆっくりと車窓を眺めながら乗車する富良野線は大変良いもので、あっという間に時間が過ぎていく。そして間もなく学田へ到着する。
6:56、定刻通りに学田駅へ到着。先頭車の前側ドアのみがホームに掛かり、停止した。私一人が下車し、他に乗降客はいなかった。列車は富良野へ向けて発車していく。次に乗る列車は7:06の上り旭川行でタイムリミットは僅か10分。時間を節約しながら早速駅を見てまわることにしよう。
学田駅の目の前には玉ねぎ畑が広がり、裏手には防風林が続いている。いかにも北海道らしい、良いところだ。真っ直ぐに伸びる線路に、板張りのホームが寄り添うように設けられている。
目の前の畑ではちょうど玉ねぎの収穫中。大きくて形の揃ったたまねぎがたくさん並んでいる。富良野盆地は農業が盛んで、お隣の富良野駅には農産物を主とした臨時貨物列車が発着する。
学田駅の待合室は糠南駅に通ずる鉄板葺きの外観。シンプルな待合室ほど、板張りホームには似合う。
続いてスロープからホームへと上がってみる。学田駅での滞在時間は僅か10分。とにかく時間がない。本当は40分くらいは時間を取ってゆっくり駅を見たいけども、今回は急ぎ足で次から次へと見ていく。
板張りのホームを歩く感覚は、何度味わっても心地よい。朝の爽やかな空気に包まれながら、学田駅は静かに佇んでいる。……と言いたいところだが、実際にはそれほど静かな場所ではない。すぐ近くを国道237号が走っており、朝ということもあり多くの車が行き交っている。そのため、駅の周囲には思いのほか大きな走行音が響いていた。
こちらは富良野方の景色。学田駅を出ると、線路は大きく左へカーブしながら進路を変え、富良野駅へと向かっていく。
待合室は鉄板敷きで、座面に木板を使ったベンチが壁沿いに置かれている。10人ほどが腰掛けられそうな、素朴ながらも落ち着いた空間だ。
ベンチの端には駅ノートが置いてあった。この時は滞在時間10分とあって、書き込むことは出来なかった。書き込みのメッセージを見るのがローカル駅訪問の楽しみの一つであるが、今回は時間の都合上、割愛。
学田駅は、富良野駅から一駅目にあたる駅で、駅番号は「F44」。富良野線の駅は現在のところ廃止対象となっていないため、駅番号も欠番になることなく、きれいに並んでいる。
富良野線は、北海道の地方交通線としては比較的列車本数が多く、ローカル線の中では利用しやすい路線だ。ただし、学田駅には通過する列車もあるため、訪問の際は時刻表を確実に確認しておきたい。
列車がやってくるまでのわずかな時間、ベンチに腰掛け、待合室からホームの景色を眺める。駅前の踏切が鳴り始める瞬間までのひととき。
定刻通りに7:06発旭川行がやってきた。10分間という大変短い滞在時間であったが、到着・発車とも時間通りに列車が走ってくれたので、慌ただしくあったものの何とか駅を楽しむことができた。
やってきた旭川行は「H100-27」+「H100-20」の二両編成。自分の他に乗降客は無かった。この列車で西中駅を目指す。