※夕張支線は2019年4月1日を以て廃止されました。
遠浅、早来駅とは対照的に、安平駅での乗降は見られなかった。
安平駅へ下車経験のあるJ氏より写真を提供頂いた。
凍てついた冬の姿である。
凍てついた冬の姿である。
安平駅の訪問を終え、J氏の乗車する下り列車がやってきた。暖気を感じるような前照灯の明かりがレールを照らしている。
追分駅へと到着した。
しばしの休憩後、列車は石勝線へと入っていく。
駅の北側にはゆるい丘のある農地が広がる。
東追分駅が現役のときに下車したJ氏より写真の提供を頂いた。起伏のある耕作地に囲まれ、静かな印象を受ける。実に魅力的な駅である。(J氏撮影)
跨線橋からの眺めからも、
北海道らしい広がりのある景色が得られている。
(J氏撮影)
(J氏撮影)
東追分駅の東側にはCM(金麦『帰り道』篇)で使われた踏切がある。確かにCM映えする風景である。(J氏撮影)
続いては滝ノ上駅。この時点で列車はかなり空いていて、この駅で降りる乗客はいなかった。
滝ノ上駅の次は十三里(とみさと)駅。石勝線は駅構内への分岐器上にスノーシェッドが備えられているところが多く、雪対策が手厚い。
十三里駅では列車交換のため、しばらくの停車となった。この駅も東追分駅とともに2016年3月をもって廃止されてしまった。
やってきたのは赤熊ことDF200が牽引する貨物列車。単線でありながらこんな遭遇のある石勝線は面白い。
新夕張駅から夕張支線へ入り、最初に到着するのが沼ノ沢駅。駅自体は木造のようで、比較的歴史がありそうだ。おーやまという洋食レストランが併設されている。
列車は夕張川の地形に沿って北上し、南清水沢駅へ到着。このあたりは比較的開けており、利用者も多いようで、この駅は委託駅として駅窓口が営業しているとのこと。
お次は清水沢駅。ホームと駅舎が随分離れていることから、昔は沢山の側線が並んでいただろうことが想像できる。
鹿ノ谷駅では、2名の乗客が下車した。駅舎の壁は近代的に化粧されているものの、柱や屋根には風情がある。
冬期の鹿ノ谷駅。
冬晴れのもと夕張行きキハ40が鹿ノ谷駅へと到着。
(J氏提供)
雪化粧した姿は実に美しく、
鹿ノ谷駅へ訪問したJ氏が羨ましい。
(J氏提供)
そして、終着駅の夕張へと到着。ホテルマウントレースイの大きな建物に圧倒される。ローカル盲腸線の終点で想像しがちな鄙びたイメージとはかけ離れた建物である。
こじんまりとした夕張駅舎には、観光案内センターが併設され、明るい雰囲気である。町の中心とは離れているせいか、一般家屋などは少ない。
駅前にはエネオスとセイコーマートがある。少々時間があったので、夕食を買うべくセイコーマートへと立ち寄った。
列車から乗客が降りきると、夕張駅には静けさだけが漂う。日中の時間帯になれば、観光案内所が開き、また別の雰囲気となるのだろう。
夕張から折り返す列車は私一人のみの貸し切り状態であったが、南清水沢駅から高校生達が乗車し、そこそこの賑やかになった。
車内で食べた夕飯はセイコーマートで買った焼き鳥弁当。鳥肉とネギにはちゃんと焦げ目がついていて、焼き鳥らしさが十二分に出ていた。
新夕張駅へと戻ってきたキハ40 1771。今日は夕張までさらに一仕事と準備を整えていた。まもなく廃止されてしまう夕張支線。現役のうちに鉄旅が出来たことは良かった。しかし各駅への訪問は未完了であり、この点は心残りである。
一部写真は鉄旅の先輩であるJ氏より頂戴しました。
ありがとうございました。
J氏撮影の写真の使用、転載はお断りします。