高山本線に走るキハ48を求めて行ってきました。
キハ40系といえば国鉄普通列車用気動車を代表する車両です。
登り坂をえっちらおっちら、おもむろに上る姿や、
重厚な揺れは大変に魅力的です。
JR東海のキハ40系はエンジンが換装され、あの独特のゆるりとした加速はありませんが、
それでも大型の車体にクロスシートが整然と並ぶ車内は国鉄形ならではの姿だと思います。
キハ40系が走るのは、岐阜~猪谷のJR東海区間です。
富山側から入り、猪谷から キハ48に乗車しました。
乗車したのは2013年の冬です。
15:08発美濃太田行き1830Dは富山発858Dと同一番線で接続します。(猪谷駅)
発車を待つ列車を先頭から撮影。(猪谷駅)
時間があったので、猪谷駅の外にも出てみました。
駅名板が筆文字であるところが良いです。
駅前はこのような様子です。
キハ48の座席はこのように青モケットのままでした。
猪谷を出ると、険しい山際を走ります。
杉原駅へ到着。雪が結構あります。
坂上駅では特急ワイドビューひだ11号と交換待ちのため、暫し停車しました。
定刻通りに飛騨古川駅へ到着しました。
数人の乗降がありましたが、車内は猪谷からガラガラのままです。
高山駅へ到着しました。
窓越しには停車中の同僚の姿が見えました。
ここからは1720Dと列車番号を変えます。
番号が変わると同時にたくさんの高校生が乗ってきて、
列車そのものの雰囲気も大きく変わりました。
飛騨一ノ宮を出ると大きくカーブをとりながら、坂道を登っていきます。
水田?の雪にキハ48のシルエットが映えます。
坂を登っていくと、飛騨一ノ宮の盆地が見渡せます。
曲線のガーダー橋を渡っていきます。
個人的にはこのような橋を渡る姿は、高山本線らしいと思います。
飛騨萩原駅に到着しました。
ここで下り普通列車の交換と、上りワイドビューひだ18号の通過待ちをします。
1番線には交換する飛騨古川行きが停車中です。
ホームに植えてある木が雰囲気の良さを助長しています。
5分遅れでワイドビューひだが通過していきました。
山間を走っていると突如、大きな建物群が現れ、下呂温泉に到着です。
終着の美濃太田駅。
キハ40系の重厚な揺れ、青モケットのクロスシートに腰掛けながらの
高山本線の旅は素晴らしいものでした。
おしまい。